イングリッシュ・セッター犬のタイラーは、歩く時、右なら右の前足と後ろ足を同時に前に出す。
緊張した人の入場行進みたいで、なんともマヌケに見えるのだが、コレは「なんば歩き」と言って、江戸時代まで日本人が使っていた歩き方なンだそうだ。
長い距離歩く時とか飛脚とか、この歩き方だと疲れないンだとか。
猟犬として疲れない歩き方、ユルミ方を知っていたタイラーは、もしかして武士の心得を知っている湘南スロウライフ犬なのかもしれないね。
コラム:かじやら
どーして、ちっとも上手くなンないンだろ〜〜。
( ̄〜 ̄;)??
ウィンドサーフィンを始めて、ほぼ5年。
始めた時からあまり上達を感じられないまま、今に至る。
やってる年月より、乗ってる回数と言われるウィンド。
あんまり頻繁に乗ってこなかったっていうのもあるけど、去年の目標であるウォータースタートも達成せず、新年を迎えてしまった。
ビーチスタートの成功率は上がった気がするけど、相変らずへなちょこな私は、タック(風上への回転)もあたふた、ジャイブ(風下への回転)が出来ちゃうと自分で驚く!
なんとかもう一皮剥けたいな〜と思ってる。
そーだ!冬に乗れば上手くなると誰かが言ってたじゃん。
雪が降る中、乗れる自信は無いけれど、イケるトコまでイってみよ〜っと。
いつもの友人と、毎週一度は海に出よう!と決めてみる。
次は、何日に来よう!と必ず約束し、今年になってもう二回も海に入ってしまった。
風が吹けばウィンドサーフィン、風の無い日はパドボー、と、やれることはあるンだし。
おけいこゴトと割り切って、気象条件は二の次で、とにかく海に通ってみよう〜。
(-^〇^-)
11月すぎても海に入るなんて、今まで無かったコトなのに、今年は暖冬でアッタカイからまだ出来る。
それでも、朝、ゴミ出しに外へ出ると、水溜りには薄い氷が張るようになり、空気はキ〜ン!と肌に刺さる。
ウウウ…さぶい、もう限界か!?今日はもう諦めるか……。
llllll(- _ -;)llllll
揺れる気持ちを察するように入る友人からの携帯メールは、元気印で引っ張られる。
「何時頃行く〜〜う?o(^v^)o」
少しでもお日様の恩恵を頂こうと、海には昼から入るコトにしてる。
フルスーツの下に、ホットカプセルという長袖を着込み、その下には皮下脂肪という肉襦袢でパッツンパッツンのハム的ボディ。
着膨れて動き辛くなるけれど、寒さにゃあ代えられない。
こないだはウィンド用の、手のひらの無い手袋を奮発。
濡れる指の寒さ対策しながら、握力も必要だからねぇ。
p(#^∇°)q ファイトッ
友人に貰ったサーファー靴を履いて、あとはアタマに被るのがまだ無いけど、ニット帽ってワケにもいかず…。
海用のカイロがあるというので、すぐに欲しがったけど、気温10度のこんなあったかい日に使っちゃダメ!と断られる。
何度も使えるスグレモノらしい。
とりあえず、この格好なら海に出ても寒くは無い。
指先も素手の時みたいに、ちぎれるような寒さは無く、足先も大丈夫。
少しは水が入るけど、体もそんなに冷たさは感じない。
ウィンドはボードに立ってるから、水の冷たさは落ちたときだけしか感じない。
濡れた部分が風に当たって寒くなるけど、やってる時は夢中だからなんとかなってる。
こないだの大西が吹いた時には、上手な人しか海に出られないコンディションだったから論外だけど、翌日の小西?には乗ってみた。
まだ波が残ってて、もたもたとタックをしていると、後ろから来る波に足元すくわれて簡単に落ちる。
何度もそれを繰り返し、腹が立つから波を見ながら急いでタック。
でも揺れるからうまくはいかない。
C= C= C= C= ┌(;・_・)┘
冬だというのに、ウィンドサーファーもサーファーも、沢山、出ていて、まるでゴールデンウィークみたいに混んでいる。
私にはある一定の狭い範囲でしか乗れる領域が無いから、ココから乗って、あの辺りでタックして、ココまで戻るというラインがあるのだけれど、人がいて思うように乗ることが出来ない。
タダでさえ思うように乗れないスキルの私、人を避け、波を避け、練習してるトコは、吹き溜まりのゴミだらけの海。
南西の風が吹いて大荒れだったので、海にはゴミがたっくさんなのだ。
川のゴミがみ〜んな海に流されて来てるンだね〜。
ホカロンの袋、スーパーのポリ袋、割れた布団干しバサミ。
自然には帰れない人工物は、海に流れて来て欲しくないモノばかりだ。
さあ行くゾ!っとボードに乗せたその足には、ワカメが絡み、アタマに担ぐセイルには、ワラみたいなゴミがベッタリまぶしてある。
ピラピラと足首にワカメをはためかせ、ゴミだらけのボードを操り、アタマにワラ乗せて走る着膨れウィンドサーファーは私だ!
( ;; ̄3 ̄)
ナニもそこまでして真冬にやること無いじゃんって呆れる人は多いケド、また次の約束日があるから、まあ深く考えずに、また挑戦してみよう!と思うワケ。
今日が限界?もう寒くてダメか?と思いつつ、
「北風を練習すると上手くなる!?」
そう信じて海に出るのもまた楽しい。
o(*^▽^*)o~♪
帰り道、まだ濡れてる髪に降ってきたのは、大粒のミゾレだった。
`*:;,.★ 〜☆・:.,;*
パドボー友達の軽〜い誘いに、地域の運動会くらいのノリで参加申し込みをした、スタンドアップ パドルボーディング第一回大会。
たぶん初心者クラスもあると言うので、お笑い部門担当・盛り上げ係りってつもりでいた私…。
ところがなんと!<(“0”)>、世界で初めての、記念すべき競技会なンだそーだ!
当日は、寒くさえなけりゃイイねぇ〜。
波も無いとイイねぇ〜。
ま、参加するコトに意義があるンだよね。
なんたって、第一回大会だモンね。
ところがその当日は、もの凄い風と波が荒れ狂う、ウィンドサーフィンの上手な人にとっちゃ最高の海!
私にとっちゃウィンドサーフィンでも海に出ることは諦める、トンでもないコンディションになってしまったのだっ!( ̄ ̄ロ ̄ ̄;;)
朝、会場になる海岸へ歩いて行きながら、むむむっっ…と顔がコワばってくる。
海岸の砂が飛び、眼が痛い。
ちょこっとの波でさえも、この前あんなに落っこちて苦労してたって〜のに、こんな荒れてる海で、いったい私に何が出来るというのだあ〜〜。
一緒に申し込みをした友人と、「どーしよう!?」を連発する。
もう一人の別の仲間は、「棄権」を決めた。
とてもじゃないけど、無理!と言う。
私のアタマでも、それは分かってる。
出来るとは思えない。
でもどれほど出来ないか、試してみるか?
それとも、軽業師と言われた私だから、もしかしてヒョイヒョイと乗れちゃったりしちゃったり!?
受付をしてみると、初心者クラスなんて話はどこにも無かった。
お笑い部門ももちろん無かった。。。。。
Σ( ̄ロ ̄lll) がびょ〜〜ん。。。どーしよう…。
男性・女性で分れて競争し、三位までが勝ち残って決勝戦が行われ、上位三位までに手作りのトロフィー・賞品が出る。
真面目なレースで組み立てられた、立派なGRAN-PRIXなのだった!
50人くらい参加してただろうか。
そのうち女性は10人くらい。
とっても寒い冬だと言うのに、世の中には、こんなにも真っ黒に日焼けしてる人たちがいるンだ!?と驚く。
顔つきも体つきもファッションもサーファーで、みんなカッコイイ!
その中の一人みたいな顔して大会に参加してる自分が、ちょっとウレシイv(≧∇≦)v
友人と悩んだけど、とにかくやってみるかと、腹をくくる。
これだけ沢山の人が参加して見てるンだから、何かあったらすぐ助けてくれるだろ〜しっ♪
オバサンっていうのは、年を重ねただけあって!?怖い物知らずなのだ!
いや、普通のオバサンは、経験から正しい判断が出来るようになるハズなのではある。
自分でもオドロキの好奇心。
スタートはビーチから。
くじ引きでスタートの位置が決められる。
今日はあまりに厳しいコンディションの海なので、立って漕ぐのは無理となり、全員座って漕ぐ事が許される。
でもフィニッシュは、ボードにちゃんと立ってゴールする事とルールが決められる。
男性のレースが始まり、波に阻まれてなかなか進めない人や、それを乗り越えていく人のガンバリを見守る。
いいところで落ちて抜かされたり、横波を受けてコントロールが難しく、見てるだけでもツラクなる。
男性は2箇所のマークを回ってきてゴールなので、横波を受ける場所があるのだ。
女性は、1個のマークを回って戻るコースになったので、男性から見たら簡単そうには見える。
さて、いよいよ自分が出る順番が来て、スタートラインに並ぶ。
風と波は、朝より更に激しくなってきてる。
風速10メーターは越えてると思われる。
スタートラインにボードを運ぼうとするが、風を受けてボードが宙に踊ってしまう。
男性に手伝って貰い、やっと海に入る。
ザンブラザンブラと、波がボードを浜へ押しやる。
なんとかボードを抑えて乗り、5人の女性でスタートする。
沖のマークを目指して漕ぎ始め、ボードがちょっとでも横を向くと波を受けるのでコントロールする。
友人は2位、私は3位の位置だ。
これはなかなかイイぞ!
しかし集団の中でボードが隣とぶつかりそうになり、「ゴメンナサイ!」って避けようとしたら横波を受けて落ちた。
再びボードによじ登り、漕ぎ始めるが、強い潮の流れと横波を受けて、沖へ向って進めない。
ボードの向きを変えようとして片側ばかりでパドルを漕ぎ続けるが、いくらやってもボードの向きが変わらない。
そんなハズはない!もう、ちょっと、もうちょっと!?!?
再び横波で引っくり返され、落ちる。
そしてよじ登る。
ひたすらひたすらパドルで水を掻くがむなしくボードは潮に流され、波に押しやられコントロール不可能状態。
いっそ立って漕いでみるか〜?((◎)_(◎))
ああ、これじゃもう3位までは無理だ、あとは頼んだぞっ!って友人を見ると、やはり必死に漕いでるが進めていない。
うう〜なんとか立て直してマークを目指すのだ〜!ってパドルを持つ手に力を込めるがいっくら頑張っても波の力には勝てなかった。
プオ〜〜ン。
レース終了の音が鳴り響き、浜へ戻ったのは、私がイチバン早かった!だって浜にイチバン近かったンだモ〜ン。
だって一人違う方向に進むばかりで、ブイになんか近寄れなかったンだモ〜ン。
やっぱし私一人は、お笑い部門だったのだった。(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!
その後のウェーブパフォーマンスに出場した選手たちは、こんな荒れた海なのに、ボード上でくるくる回ったり、カッコ良く波に乗ったり、素晴らしいパフォーマンスを次々と披露してくれた。
最後に、上位3人の表彰式が行われた。
プロのサーファーやウィンドサーファーの人たちが、真っ黒に日焼けした爽やかな笑顔で、栄誉ある賞を受けていた。
上位の女性3人は、みんな私や友人よりも、若くて、すごく綺麗な人たちで、スタイルも良くって。
タメイキつきながら友人と感心してしまった(゜。゜) (゜。゜) !
「そっか!私たちには、コレが足りなかったンだよね!?」
でもコレばっかりは、努力しても得られないモノばかりな、気が!?
…しないでもなかったのだった…。
(@´_`@)
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