2008年 4月

息子Bが担当の猫・ポーちゃん。
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「自分に子供が生まれたら、ポーちゃんのように育てたい」とまで言うお兄ちゃんが、山へ移住してしまった寂しさからか、今年の冬は膀胱炎を繰り返した。
猫の膀胱炎には毎年悩まされてきたので、今年の冬の暖房対策はバッチリした。
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コタツ、アンカ、ヒーター、ホットカーペットを、あちこちに設置して、6匹の猫達が、他の猫と取り合いにならないよう、居場所ごとに毛布を敷いたダンボール箱を用意した。
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水分補給も大切だから、水飲み場もあちこちに。
水をよく飲むようになると聞いて、噴水形式の水飲み器まで奮発した。
ディプシーとラーラはお気に入りの場所をそれぞれ決め、いつも自分の箱に収まっていた。
ときおり、お気楽マリン母さんがディプシーの箱にもぐりこみ、迷惑そうなディプシーとギュウギュウに抱き合って丸くなっていた。
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ところがポーちゃんは、居場所を定めない。
気の向くまま、タックンの側で寝てみたり、日の当たる窓辺で暖まったり。
他の猫に苛められたりもして、目つき、顔つきも険しくなっていた。
そして何故かアレぴょのことを好きになったらしく、側でゴロゴロしていることが多くなった。
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種族を超えたポーちゃんの恋心を、アレぴょが理解するはずもなく、単なる遊び相手としてパクパク咬まれてちょっかい出されるだけのポーちゃん。
そして、この冬、他の猫は健康なのに、ポーちゃんだけが膀胱炎を繰り返した。
獣医さんにお薬を貰いに行った時、先生が話してくれた。
飼い主さんの気持ち次第で、動物は病気にもなるし治りもすると。
ずっと病気を繰り返して、いつまで経っても良くならないから、とうとう大学病院での受診予約をして、安心したその日から、不思議な事に病気がケロッと治ったりした子もいたンだそうだ。
息子Bがいないこの冬、ポーちゃんは寂しくて愛情不足から病気になっていた。
それならば…と、「ポーちゃんは特別なンだょ作戦」に出た。
ご飯の時、ポーちゃんだけは、一緒に食卓につき、人間から美味しいおかずを分けて貰えるのだ。
がっついてないポーちゃんは、食べたいワケじゃない。
ほんの数口、お魚の味見、お肉の味見をしたら、それで満足。すぐに立ち去るのだ。
他の猫たちは、ほとんど人間の食事に興味がない。
犬たちも、テーブルの下で寝てるだけ。
普段から人間の食事時に食べながら与えることをしないので、欲しがらない習慣になってるのだ。
だから、「ポーちゃんは特別作戦」は見事に成功した。
毎晩、食事が始まると一緒に食卓につき、味見をして愛情を確かめたポーちゃんは、簡単に膀胱炎を克服できてしまった。
そして他の猫達に苛められることもなくなった。
短い尻尾をピンと立て、元気に走り回って遊ぶポーちゃん。
健康にも愛されてるコトにも、自信を取り戻したようだ。
そしたら、何故か、この春ポーちゃんは、ウチの苗字と「ナカガワ〜」と言うようになった。
う〜ん、迷子になった時、ポーちゃんは、どっちの名前を名乗るンだろう!?
中川〜と鳴く猫が居たら、それはウチのポーちゃんです。
偽名ですので、悪しからず。
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ポーちゃんの後姿

朝の海岸散歩の波打ち際に、特別綺麗な桜貝を多数発見っ!
うほっ♪と手を伸ばしてみれば、それはホントの桜の花びらだった。
さっすが本物はキレイだわぁ。
そんな春爛漫の海。
超・忙しかった3月のカレンダーをめくったら、ようやく何も予定のない白い枠の日々がやってきた。
掃除機は昨日掛けたしぃ、洗濯も昨日したしぃ、よっしゃあ〜久々に午後から海行っちゃお〜♪
早めにお昼を食べ、ムチムチほっぺたで風向きと風速を計りながら大股で海へ向かう。
ウィンドサーファーは、いつどこでも、このほっぺの風向・風速計を持ち歩いているのだ。
今日は、お天気が良くって、すンごく気持ちが良い。
スクールに申し込んだので、インチキラクターの先生に習いながら、セイルとボードの準備をする。
真冬のフルスーツじゃ暑いかな?
汗をかくのも、ダイエット。またそれも良し!
その分、今日は裸足で調節だぁ。
セイルをアタマに担いで浜辺に運び、ボードと繋いで準備おっけー。
いっちに、さんしぃーと準備体操してから、浜トレに入る。
砂の上で、ボードに乗ってセイルを立て、足の位置など確認しながら練習。
うまくなったな〜♪などと悦に入る。
…がそれは大きな誤解。
海には、波や潮の流れという魔物がおるのじゃ〜。
「はいっ、じゃぁこっから入って、(風)上にのぼりながらあっちの玉石前に集合してください〜。」
へ〜ぃ!と簡単にスタートするも、のぼった分だけタック(風上にターン)する時にモタモタして流され、またのぼってもまた流され…。
なかなか努力が報われずに、でもちょっとずつ集合地点に近づいていく。
何度かタックして向かって行くが、疲れちゃった私はズルをして、いや、安全策として、浅瀬を引っ張って歩いていく。
すんませ〜ん、遅刻です〜ぅ。
「では、あの山の上のNiconテント村から、稲村ヶ崎を結んだ線で練習しましょう〜。」
よっしゃ〜、やるぞ〜!
ビーチスタート、おっけ〜!
ここらの浜で一番声がデカイという先生が叫ぶ。
「はいっ、ハァーネスっっ!はいっ、腕伸ばしてぇ、はいっ、前足入れて〜ぇ!。」
言われたとおりにやってたら、突然、自己最高速度を突破し、半分宙を浮いて走る、もはや制御不能の別世界に入ってしまった!
人生初・前足がストラップに入ってプレーニングしたのだ。
(注:前足と言っても、お手々ではありません)
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ひょえぁぁぁおぅ〜*@”&$?!
たぶん、言葉にならない吠え声を発していたのだろう。
近くにいた他のスクール生が振り返っていた。
いやぁ〜っ、おもしろ〜〜〜いっ!
こりゃ、怖いけど、面白い〜!!
それからも何度も練習するけど、だんだん疲れてきて、最初のごとく上手なプレーニングは出来なくなっていた。
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沖で沈したついでに、去年から据え置き2年がかりの目標である、ウォータースタートを試みる。
すかさず先生が見ていて、手取り足取りの大声が飛んでくる。
…すると、ひょい!っとボードに乗れた!
やった〜、完璧なウォータースタートが出来たンじゃない?!
あ〜、もう、すンごく満足!
新鮮なひじきを体中に纏った私は、満面の笑顔で2時間のレッスンを終えたのだった。
やったね〜♪
d(≧∇≦)bイエェェェイ!!
忘れないうちにまた練習に来ないと…ねっ♪
春の海、ハーネス 前足 ストラップかな?

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