スノボーで捻った膝が痛いので、いつも診て貰う整体の先生のトコへ行こうと決心する。
そう…、決心が必要なのだ。
だってそこは、大都会東京の新宿なンだもん。
湘南新宿ラインっつう便利なモンが出来たのは有難いのだけれど、電車を降りて歩き出すと、私は息が吸えなくなった。
前に東京駅でもそうだった。
東京のど真ん中の水道水を凍らせて結晶を見ると、ぐちゃぐちゃで綺麗な形が出来ないと聞いたことがある。
それと同じ要素が空気にもあるンじゃないだろうか。
若い頃は都会が好きで、雑踏が楽しくて、用が無くてもウロウロとウィンドショッピングして楽しかったのだけれど、今や苦行。
次から次へと近づく人の気に疲れ、バリアーを張らなければおかしくなりそうだ。
なんとか診療所へ辿り着き治療を受ける。
腕の良いこの先生に掛かると、さっきまで曲がらず伸びず「く」の字でしかなかった膝の稼働域が正常になりスムーズな歩行が蘇った。
アルタ前で現都知事が選挙演説をするというから、野次馬根性で見に行こうかとも思ったけど、やたらと多い人混みにメゲて家路を急ぐ事になる。
芸能人みたいにお化粧しているような男の人や、中性的な感じの若い人、流行のメイドさんスタイルの女の子に思わず目が行く。
大きなデパートやブランドの名前の看板を横目に歩く。
そんな新宿にせっかく来たのにどこにも寄らず、何も美味しい物も買わず、電車に飛び乗りトンボ帰り。
観光客の多い鎌倉駅に降り立つと、夕焼けとほのかな潮の匂いに思わず深呼吸する。
仕立ての良い服を身に着けたご老人と、品の良い奥様、そういうカップルが静かに歩いてる鎌倉の街。
新宿みたいに、目を引くファッションの人もたまには居るけど、それは仙人風だったり、和装のお師匠さんだったりでちょっと違う。
空気の味って都会に暮らしてた時には判らなかった。
でも湘南に住んでしまったら、もう東京の空気を吸って生活は出来そうにない。
明日の朝は早く起きて、犬を連れて浜辺を散歩しよう!
朝の空気の美味しさを思い出し、一人でそっと微笑みながら、歩き始めた。
2007年 3月
ちょっとしっかりスポーツ三昧して体重計に乗ってみたら…、体重は少し減り、体脂肪も少し減り、骨格筋は増え、そして、ぬぁんと買ったときから今までビクとも変わらなかった内臓脂肪レベルが一段階減ったのだあ〜!
おまけにぬぁんと体年令が一才若返って、実年令より13才も若い!って言ってくれたのだあ〜!!
息子Aは、大学ラグビーで体を作ったせいで、この体重計には誤解されている。
つまり、一般的でないマッチョな人間は、「肥満体」としか理解してもらえないのである。
可愛そうに、うら若き息子Aは、実年令より7才年上の体年令をはじき出されてしまい…。
うら中高年の母親と、体年令で「5才しか!?」離れていないという不思議な年齢差の親子となってしまったのだ。
すっかり気を良くした私は、肉も脂身は食べないようにしたり、積極的に体を動かすようにしたりして、この好数字を維持しなくっちゃ〜ン♪と張り切っている。
でも実際は髪の生え際の白いモノは正直だったりして、細かい字が見えにくかったりして…。
ただ体重計のお世辞に騙されやすいだけの単純な私なのであった。
そして、一時の喜びの数字は一時の儚い夢となって、3日坊主のごとく元に戻っていったのでした。
チャンチャン。
週に一度のゴルフレッスン。
今日は、腰をガッ!と入れすぎないで、優しく自然に力を抜いて、クラブを振り、パチンッ!てボールを打つ練習。
どーしても欲が出て力が入っていたせいか、今まではクラブに振り回されている部分もあり、打つ瞬間、伸び上がっていた感があったのヨン。
今日それを指摘されてちょっと足を踏ん張って伸び上がらないように打ってみたら…。
開眼してしまいました。
コレだあ!☆判ったぞぅ!
うまく説明できないけど、今日を境に、私の中で、ゴルフが変わりました。
先生も思わず、
「ナイス、ナイス、ナイス、ナイス!」
四連発ナイスです。
次の打球をミスしたら、先生、
「ナイス、ミス〜!」
なんだそりゃ…。
でも大きな満足感でニコニコしながら、練習場を後にしたのでした。
こんな開眼を今まで何回したことでしょう。
次のレッスンではすっかり忘れて、また振り出しに戻る…って〜のがお決まりのパターンなンですけどね。
突然、何を思ったか、気圧の変化を察知したのか。
本日、発作を起こした私は、普段まったく気にしたことのない台所の扉を開け、猛然と片付けをしてしまった。
眼鏡をかけ、調味料や粉類の賞味期限を見たら、つい最近買ったつもりのモノでも、ゴミ袋行きとなる。
月日の経つのの速いコト!
この調子じゃ、私ももうとっくに期限切れてるのか?
いや、肉は腐りかけが旨いと言うじゃないか。
そんなワケで、天気は荒れてます。
あしからず。
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