校長先生は忙しい

友人のMちゃんが私のコトを、「校長先生みたいだね」と言ったコトがある。
家の中で、犬や猫と会うたびに、
「ラーラちゃん♪ねんねしてたの〜?」
「タイタイー、ほら、よだれぶら下げてるよ。拭こうね。」
「ディップチィー、おいで〜。」
「ポッポーちゃん、危ないよ、降りなさい〜。」
廊下で出会う生徒たちに、一言づつ話しかけてる校長先生みたいだと。
そんな我が学校に、さらにまた学部が増えました。
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ピラティスの先生が分けてくれた、メダカちゃん学部です。
珍しい種類の、黒メダカ、赤メダカ、白メダカがいるンです。
黒メダカは日本古来の種類だそうで、赤や白は他の国から入って来たンだとか。
パッと見はみんなおんなじメダカに見えるけど、上から眺めればちゃんと色が違うのだ。
中には黒と赤のブチもいたり。
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青メダカって〜のもいるそうで、今、先生は3匹いる青メダカを繁殖してみると張り切ってます。
我が家にはハンターの血が騒ぐ猫学部もあるので、猫とは別教室を用意。
おトイレにメダカ学部水槽教室を設置した。
そして家族のおトイレ時間は、ついついメダカ観察の為、長くなるのであった。
この時期、メダカたちは、毎日せっせと卵を産む。
水草には、時期外れのクリスマスツリーのオーナメントのように、透明の小さな卵がぶら下がって揺れる。
その卵付き水草をちぎっては、別の水槽(お味噌の空き容器とも言う)に入れておくと…。
小さな透明の卵の中に、二つの黒い目玉が出来ていて、次々と、かっわいい〜ちっちゃ〜〜いメダカが誕生してくる。
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コレは新生児室と呼ばれる、100均で買った金魚鉢。手描きの蟹も遊んでるし。
毎朝・毎夕、餌をやり、底に沈んだフンと食べ残しの餌を取る。
それには、100均の灯油をプコプコするポンプと大きなスポイドが便利。
オトナメダカは良いけれど、新生児室の赤ちゃんメダカのお世話は大変だ。
老眼鏡掛けて、大きな虫眼鏡を手にスポイドで丁寧に掃除する。
卵を捨てないように、卵か餌が解りにくいのはそのままに。
なんだか黒い点があるな〜、大事にとっておこう…と様子を見てたら…。
だんだん育って、巻貝になっちゃった。
水草に着いて来たらしい、転校生。
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ちょうど2つぶのマッキーとガイは、仲良しでよく動き回る。
気がついたら不思議なぷにょぷにょした蛙の卵の小さい版みたいなモノが、水槽のあちこちにくっついている。
まさか…マッキーとガイの卵!?
ぷにょぷにょの中には小さな点々。この数だけ巻貝が生まれるのか〜!?
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そう言えば私がまだ幼稚園児だった頃の大昔、家の軒下でカタツムリが卵を産んだ。
指に砂粒をつけてよく見ると、みんなウズを巻いていて、そりゃ〜可愛かったモンでした。
もしかしてこの水底に沈んでるフンや餌の食べ残しに見えるのも、ウズ巻いてるのか!?目を凝らし、メガネと虫メガネの力を総結集して観察する日々である。
おトイレに入るたび、メダカちゃんたち生徒は集まってきて、「せんせー!校長先生〜。」と呼びかけてくる。
餌をパラパラと入れながら、「みんな仲良くね〜ほらほらちっちゃい子にイジワルしないの〜!」
メダカとはいえ、懐いて寄ってくるンで、みんな可愛い〜の。
おトイレに新しい学部が出来たコトを知ってる猫は、まだマリン母さんただ一匹。
水替えしてると跳んで来て、観察に余念がない。
水槽のガラス越しに触ったりしてるけど、食べちゃダメなンだからね〜!
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メダカ学部の生徒数は、まだ把握出来てない。
金魚屋さんでタニシなる巻貝を見たけど、かなり大きくてオドロキ!
マッキーとガイもこうなるンだったら、巻貝大家族専用水槽が必要だし!
いったいどれだけの大所帯になるンだぁ…?
校長先生は、とっても大忙しなのであった…。
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私のお手々、貸しましょか?

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