2009年 5月

潮水に浸かってるだけでもニコニコ♪幸せ感じちゃう私、幼い頃から海水浴が大好きだったから?
ドン吹きの、海面に白ウサギちゃんが跳ねるほど波がある日は、到底私なんかには危ないから出ないケド、ちょうど良いアンバイで、時間のある日には浮き足立って海へ向かう。
すでに普通に暮らしているだけで、普通の主婦以上に夏色の肌になってきてる私。
曇ってても最近は日差しが強いから、メラニンがやる気で構えて待ってるような私の肌は、すぐに日焼けする。
色白美白を取るか、海遊びを取るか?
掛かりつけのホームドクター、
「ここらへんの人は、日焼けしても海遊びしてる人の方が元気なお年寄りだね。」と言ってくれてるから、私もそれを目指そう。
ちょっと強めの南風だから、今日はウォータースタートの練習日にする。
ビーチスタートは、ほとんどカンペキ。
憧れてた、上手な人が玄関でサンダル履いて出掛けていくような、スムーズなスタートがほぼ出来るようになった!
これでウォータースタートが出来るようになったら、世界が変わるってンだから、なんとかマスターしたいのだ。
行きはヨイヨイ。
沖では、うねりの大きな波が、後から後からやってくる。
膝で波を吸収して、スノボーでコブを乗り越えるみたいに進んでいく。
面白い〜。
うねりのリズムを読んで、隙を狙って、よっこらタック。
方向転換でモタモタしてると、うねりでボードが上へ↑下へ↓と大きく揺さぶられる。
セイルアップも、波で上下するボードに立ってるだけでよろけるから大変。
あっというまにジャボーンと、沈↓。
それじゃ、このままウォーター練習してみよう。
大きなうねりの中で、ボードとセイルの位置を泳ぎながら直そうとする。
セイルが水に張り付いてどうにも剥がれない。
風と波が私がやろうとする動きを邪魔してくる。
しばらく悪戦苦闘しても、どうにも出来なくて泣きが入る。
すると、ニコニコ笑顔でスクールのプロが颯爽と現れた。
いつものインチ気楽ター先生が、今日は命の恩人、助けの神に見える。
なンてカッコイイんだ!
「ウォーターやっちゃおうとしてるの!?スゴイね!」
「セイルが剥がれないから諦めようかと思ってたの。海水、飲んじゃった。しょっぱいよ〜。」
「ハイ、無理してもその向きじゃセイルは上がりません。それじゃあ、そのまま横泳ぎで江ノ島方向にボードの先端を持って回して下さい〜。それからマリーナ方向に向けて〜。」
グルグルと泳いで回り、ちょうど良い向きにボードとセイルがセット出来たトコで、ヨイショ〜!とセイルを持ち上げ風を入れる。
セイルの下に入り、ウォータースタートに挑戦する。
波が邪魔する。足をボードに乗せてタイミングを計るも、うまく上がれない。
もたついてるウチに、ちょうど良い向きが変わってしまい、風でセイルの蓋をされ、また水を飲んでプハ〜っと逃げ出てくる。
「通り過ぎちゃいましたね〜じゃ、も一回泳いで回ってセットしましょう。」
また江ノ島方向、マリーナ方向、そして船の後ろ方向にボードが向いたトコで、また挑戦。
ずっと水に浸かってるから、ウェットを着てるとはいえ裸足の足先は冷えてきた。
ボードに足を乗せてアレコレ頑張ると、その頑張りが両足のふくらはぎ奥のスジに響いて、攣った〜〜〜!こ、こむら返り〜っ。ぎょえ〜。
それでもここでなんとか…と、踏ん張る。
上がりかけた体、でもお尻が海面からまだ上がりきらない。
そしてまたセイルの蓋が閉じられる。ブクブクーッップハ〜ッ!
波に押されて、ボードまで裏返しに引っ繰り返ってる。
一息ついて、もう一回…時計と反対回りに泳ぐ。
やっとこさボードの向きを変え、もう泳ぐの力尽きてきた…こうしてウィンドサーファーは死ンで行くンだな…と、弱気になる。
今度こそっ!
うんとこしょっっ!!
三度目の正直モノは、私だぁ〜っっっ!!!
せっかく立て直したこのボード、失敗してなるモノかぁ〜〜〜!
セイルに受けた風の力を借り、同時に走り出すボードの上に這い上がる。
気合いっぱぁ〜つ、上がれたぁ〜!やったぁ〜!
…と思ったとたんに、波の後押しにメゲて、セイルを落としてしまった。
あ〜残念。
でも出来たコトにしちゃおう!
ウォーター記念日に決定だぃ!!
足のつかない深いトコでは、初めて出来たウォータースタートなのだ。
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波があるってコトは、波乗りが楽しいってコト。
浜へ向かう走りには、波の威力も借りて、カッ飛ぶ〜!
おっそろしいほどのスピードに、ど〜しようっと腰が引けるケド、先生が浜一番の大声で、叫ぶからつい頑張っちゃう。
「そのまま、そのまま〜ぁ!ひゃっほ〜いっっ!イェ〜ィ、ヒュ〜!」
ウォーター練習でいっぱい海水飲んで、お腹ン中は、チャポチャポだけど、波乗りカッ飛びが楽しかったから、終わりよければ全てハッピー♪
しょっちゅう足が攣るってぇのは、なんか栄養が足ンないンですかね〜?ビタミンなんとかとか?
先生に聞いたら、あっかるく答えてくれた。
「バナナと水分補給ですよ〜♪」
いつもそればっか。ホントかね〜?
「でもね、こないだのスゴイ吹いた日曜日。プロの人達もみぃんな、足攣ってましたよ〜♪」
どうもセイルアップの力が足りない。
息んでもジョイントを締める握力が足りない。
イマイチ、波打ち際で、ボードを持ち上げる力が足りない。
もしかして、年?
アラフィー私、いくつまでウィンド出来るンだろ?
いつもは忘れてる実年齢がアタマをかすめた時、いつかは終わるこの楽しみを、今はウ〜ンと満喫しとこうと思うのだった。
あ〜、楽しかったぁ♪

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