Vol.61

雪山にも行かなくっちゃ

真夏の国で遊んじゃったから、お肌はすっかり夏バージョン。
メラニン色素全開になってはみたものの、今季、まだまだ雪遊びが足りないよぉ!
ってコトで、こんどはやっぱり雪山・スノボ〜♪

今シーズンは暖冬で雪が遅れて年末にも遊べず、ちょうどいい時期には真夏の遊びをしちゃったから、なんとしてもまたパフパフ新雪で滑りたぁ〜い!
必ず雪があるトコと言えば?・・・北の大地・北海道!
お気に入りの富良野へ行っちゃお〜。

いつもは見たことも触ったこともないビンディングを、何故か気になって前日に点検してみた。
いやぁやっとくものだね、点検大事!
ネジ一本は紛失、一本は抜けて転がっておりました。
こりゃ〜完全に整備不良です。
全部のネジを締め直して、もうカンペキ!
どっからでも掛かってきなさい、うけて立てます。

そして期待の雪国・北海道。
雪はあるにゃあったけど、水分が多くて、お、重い・・・。
なんだこりゃ。
今年はあったかいから、もうダメなのかなぁ〜。
しょ〜がないのかなぁ〜〜。
これはもう、春スキーの雪なのだ。
さすがの北海道でも、気温が高めで雪がダラケてしまってる。
もっと気合入れて、サラッとできンかなぁ〜、気分はまだ冬なンだから。

ちょっぴり悲しくなった私は、寝る前、お空に向けて祈りの手袋を立ててみる。

山の神様、お願いです。
明日は雪を降らせてくださいな!
ウンと寒くっても構わないから。
吹雪いちゃっても怒ンないから。
新しい雪を積もらせて。
オ・ネ・ガ・イ!

普段の行いが良いモンだから、乙女心の祈りはゲレンデの天空にちゃんと届く。
翌日から、雪!
ひゃっほお〜いっ♪

待ってました!の降雪に、やっぱり声は裏返る。
誰もいないそこは、貸切のマイ・ゲレンデで、こんな贅沢しちゃって申し訳ない、有難きシアワセ♪と奇声をあげながら滑る。滑る。また滑る〜ゥ。

ウィンドサーフィンの仲間に教えてもらったアミノヴァイタル。
スポーツ前後にこれを飲めば、筋肉痛が軽く済むンだって。
激しいスポーツにゃ〜つきものの筋肉痛がラクになればシメタモノ。
明日を恐れるなかれ、今日を楽しもう。
おかげで滑りまくりでもどこも痛くなぁ〜い。
少しは上達もしてるのか、ひどく転ぶこともなくなり、楽しく遊べるようにもなったのだ。

自分じゃかなり果敢に攻めてるつもりの滑りだけど、でもこうして写真に撮ってみるとなんと軟弱なへにゃへにゃスタイル。
でも、ま、いっか、楽しけりゃっ♪

一番気に入った斜面を、飽きずに何度も滑ったけど、そこへ行くには連絡路のような平らなトコを通過しなくちゃならない。
私が出せる精一杯のスピードを出して突っ込んで行くンだけど、重たい雪に乗った新雪はみょ〜に引っかかって、ズッズッ〜・・・。と、止まってしまう。
色々試行錯誤して板に乗ってみるけれど、ど〜もうまくスピードが保てない。

止まっちゃったらしょ〜がないから、片足脱いでえっちらおっちらスケーティングだ。
そんな私を横目に、オジサマ・オバサマスキーヤーは、後ろからすいすい追い越していく。
この時ばかりはストック使えるスキーヤーが羨ましい。

ホテル前のなだらかな斜面でも、騙し騙し滑り降りる。
エッジだけでスピードを落とさずに滑るように努力してンのに、止まっちゃいそうになっちゃうのだ。

 

前はこんなことなかったのになぁ。
ど〜して!?
雪のせい?
ワックスが合ってないンじゃないの?

ウチに帰って来てから家族に聞いたら、直滑降すればいいンだよとの教え。
え!?スノボーにも直滑降があんの?
聞いてないよお。
誰も教えてくんなかったよお。

必ずどっちかのエッジに乗ってなくっちゃ、いい加減に乗ってたら、逆エッジが掛かって、スッテンコロリン、なにが起きたのか理解できない転びを食らうンでしょ?
そう教えてくれたじゃん!?
なになに初心者の乗り方は、そうだったワケ?
そうなのかぁ、やってみたかったなぁ〜直滑降!
ゲレンデにいる間に知りたかったなぁ、その秘密とテクニック。

桜が咲くだの、お花見だのと言ってるわりには、またぶり返す雪の噂。
はっきりしてくれィ、もう一回行けるのか、どうなのか!?

黄砂で汚れたウェアをハンガーに掛けて、クリーニングに出すべきかもう一回に賭けるべきか悩んでる。
アントニオ門田さん、ご一緒しませんかぁ〜?