Vol.10

スノボー

だ〜いっきらいな年末を、どうにかこうにか見て見ぬフリしてやり過ごし、やってきました♪おしょ〜がつ♪

まるで小さな子供のように、お雑煮のおもちを食べ過ぎたりもしたけれど、(小さいから普通の半分だァ〜と6個も食べた!ところが厚かった〜)

お正月は良いねェ。なんせ日本国中だら〜っとしてても当たり前なとこがいい!

1月といえば、とにかく一度は顔出さなきゃいけない雪山ゲレンデ。

去年、靴を履いて歩くトコから懇切丁寧に教えてもらった富良野へリベンジに行く。去年は一本の初心者ゲレンデ用リフトしか滑れなかった私。

体中筋肉痛でウナってたけど、ことしゃ〜違うぞ〜っ!と気合充分。

着いたその日に思い出深い初心者リフトを軽々と制覇し、なんとゴンドラまで乗ってしまう。やるジャ〜ん!?

夕方ゲレンデで去年習った先生とバッタリ会う。

「せんせ〜!今年も来ましたァ、また教えてくださ〜い。」

翌日のスクール。

先生に良いトコ見せて驚かせたくて、真剣そのもの。軽〜く誉めてくれたけど、でも先生、意外にクール。まだまだだねって事か?

淡々とさらにステップアップすることを教えてくれる。それを試すとこれが上達。な〜るほどォという良いポイント突いてくる。またこれで二皮は剥けたなって自己満足に浸る。

途中、先生のご子息に出会う。小学6年生の彼は、スキー1級で今やスノボーバリバリ。毎日のようにお父さんと一緒に通ってきて、一日中滑っているらしい。これにはカナワナイ。先生も抜かされそうと恐れてる。ああいうコがオリンピックとかに出れるんだろうな〜。どったんばったんやってるオバさんとは、別世界の上手さである。

そんな私でも、今年は体が慣れてきてるからほとんど痛くない。やっぱ最初は使わなくていい筋肉まで総動員しても、転びまくっていたんだなァと実感。滑ることが楽しくてしょうがない域に足を踏み入れてしまったかも。

やったネっ!

調子こいて帰る当日も時間ギリギリまで滑っている始末。ま、若者みたいに長い時間はできないし、ナイターなんてアッタカイお部屋から眺めるモンだとは思ってるけどねッ。

アッタカイと言えば、寒がり冷え性の私は、体の水分を熱に変えるといううたい文句に乗せられて、ババシャツとスパッツを奮発した。ところがその威力を期待しすぎて若者並みの薄着で出かけ、やっぱり寒い寒いの連発。

私の体には水分がないのか?ヒカラビテおるのか?こうなりゃバッテリーでも背負って、全身電気毛布のウェアでも着るしかないのだろうか。おかげで今回はスパッツ3枚も穿いて膝が曲がりにくかった。もちろんホッカイロと靴用オンパックスは欠かさずに。

しかしなんでもトライしてみるモンだネ。

この先30年生きるとして、スノボーやってみたかったなァと思い続けて眺めてるよりは、この楽しさを知ったほうがどんなに得か!あの筋肉痛の痛みに耐えるのには少しでも若いうちのほうがいいしね。考えてみれば、自分の中では毎年最年長の記録を塗り替えてるワケで、それで少しづつでも上達するとは大した事なのだ。去年デビューするのには、ちょっと勇気が要ったけど、いや〜やってみて実に良かったァ。

夜、お風呂で足の筋肉がしっかりしてきた事に気づく。近所の買い物に歩く位しか使っていなくて弛んでた筋肉が、また付いてきた。

よし、これを維持しなくっちゃと、息子のトレーニング機器に挑む。

老いは足元からと言うではないか。まだまだ老いてる場合ではない。楽しく遊ばなくっちゃなのである。家事なんていつでもできるけど、雪山は冬しかないんだから!。