毎月第2・第4木曜日更新 (連載の場合は続けて次週更新します)

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Vol.22 川遊び
 

神奈川県は、東京に近い都会でありながら、海・山・川、と合言葉のような美しい自然に恵まれている。
今回は、その山と川で思いっきり遊んだアレぴょんだ。

アレの弟犬と遊ぼうという話から、やはり放棄されて新しいおウチに恵まれたメスのシェパちゃんも加わって、3匹でのプチオフ会。
松田町のドッグランで遊ぼうという事で集まった。

弟犬のアル君一家が一足先に着いてドッグランで遊んだら、そのあまりの暑さにへこたれて、すぐそばの川原へ移動していた。
そこへアレちゃん一家が到着〜!
(/^ロ^)/\(^ロ^\) 久しぶり♪
すぐに川でのジャブジャブ遊びが始まった〜。

川の水は驚くほど澄んでいて冷たぁ〜い。(@_@;)パチクリ
すぐそばには釣堀があるので、魚も居るンだぁ。

良く見ると、おたまじゃくしが石の間に隠れながら遊んでる。
手ですくうと簡単に捕まえられる。
子供は大喜びだ。
でもホントは子供より私の方が喜んで、両手でお椀を作って追いかけている。

厚い毛皮を着てる犬達は、冷たい川に入ったら出ようとしない。
アル君は水をピシャッと掛けてもらうと、ジャンプして空中の水をキャッチするのが趣味。
誰か来て水をピシャッとやってくれないかと、ず〜っと川の中で待っている。(・・ )

アレは、川の深みで足が着くか着かないかのトコをジャンプして走り廻るのが気に入ったらしい。
ジャバジャバジャバ〜ジョバジョバジョバ〜
−−− ==ΞΞ ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(ヘ(≧▽≦)ノ
ヾ(≧▽≦)ヘ)ヘ)ヘ)ヘ)ヘ)ヘ)ヘ)ヘ ΞΞ==−−−
川の中でも走り回ってる。
生き物さんたち、大変お騒がせしております。

この2匹は、休憩という事を知らない。動きっぱなしのソーラーシステムだ。
2匹で追いかけっこもするし、それぞれの趣味も追求する。
喉が渇けば、冷え冷え・丹沢の天然水が呑み放題だ。

ふと見れば、この辺りは蛍がいると、看板に書いてある。
中津川と言う川だそうだ。
こんな綺麗な川に入れるなんて、素晴らしく贅沢な遊びなンだぁ。

そこへ3匹目のシェパちゃん登場。
いち早く見つけたアレちゃん、飛んでった。
それもガウガウ言いながら。
すぐに呼び寄せ、捕まえてリードを着けてご挨拶。

我が家の犬がナッシュ一匹だけだった頃、引き取ろうかと思ったシェパードの放棄犬たちがいた。
かじやらにも書いたけど、耳を切られて放棄されたそのコたちの一匹がこのピノちゃんなのだ。
 →Vol.58「ボクらの声を聞いてください!」参照

ちょうどその頃の私は、体の調子があちこち悪くて検診したり、親不知を抜いたりで体力に自信が無かった。
体調が整ったら引き取りの手を挙げようと思っているうちに、すべてのコが新しいおウチを見つけられた。良かったね!:*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:

こうしてそのコに会えるなんて、ご縁だな〜と嬉しかった。
特別な想いで、ピノちゃんを見つめてしまった。

ところがそんな私の気持ちなんか何処吹く風、アレぴょんとアル君の姉弟は、悪役レスラーよろしくタックを組んで、後から参加のピノちゃんをガウるのである。

アル君は、「ボクのお兄ちゃんに近づくな〜ボクのお父さんに撫でられちゃダメ〜」と文句を言う。
アレちゃんは、そんな弟の肩を持ち、「そうょ、そうょ、アルがそう言うンだから私も賛成よぉ」とガウガウいぢわるを言う。(`m´#)゛(`ヘ´#)

ガウる度に、それぞれの飼い主は犬を羽交い絞めにして懲らしめる。
「ごめんなさい〜もうしません。ワカリマシタから〜。ヒャン!」
ウソである。
すぐ2分後には、またガウってるのである。(-_-メ;) 許さん・・・

何度もガウっては、懲らしめられを繰り返し、落ち着かないけど、それでも遊びたい楽しい時間。
人間はバーベキューで、ずっと食べ続け、呑み続け、しゃべりまくって幸せ。

そんな人と犬の戯れをジッと見ている影がいた。(^・x・^)
上流に佇むそれは、優しい目をした大きな鹿だった。
驚きながらカメラを取り出すと、取材拒否とばかりに、山に入って行ってしまった。

川面を滑るように飛んでいったのは、カワセミかな?・°°・..・°°・・%゛
綺麗な青い羽が見えた。

ココは最高〜!
うるさくしてゴメンね〜鹿さんたち。
野生を無くしたケモノたちも、たまには自然を味わいたいらしいのだ。
▽・_・;▽(=^エ^=)(=・ェ・=)
帰りの車の中では、犬を落としてきちゃったか!?と思うほど、静かに爆睡のアレぴょんなのでした。

※次回の更新は8月10日(木)です。お楽しみに。