私は安い物がだ〜い好き!でも値切るほどの心臓はない。
        その値段にはとても見えないというモノを探し、ゲットできたときが、とってもウレシイ。
        
        前のウチの近所には百均はなかった。ところが鎌倉で歩いていけるトコにあったのだ。ひっそりと、しかし元気に百円均一と書いたノボリを風にハタめかせて〜♪
        なにか欲しいなと思うと、とりあえず百均にないか先にチェックしてみるべきだね!
        これを怠って、つい普通の店で買ってしまうと、あとでおんなじものを百均で見つけた時のショックったらない。
        
        この前それをやってしまった。小さな塵取りとホウキが欲しくてつい買ってしまった。そしたら百均にあったのだ〜!あ〜!なんてこったあ〜!その差額を考えると落ち込む。見かけはまったくそっくり。少しは高い方がいいとかあれば、気持ちは治まるのだが、こればっかりは慰めでしかない。
        クリスマスとお正月の飾りは、百円でゲット〜。こういう季節モノはやたらと高い値段がついてるから、百円とはスバラッスイィ〜!
        
        クリスマスの置物なんて、とっても手が込んでて、可愛いサンタさんがやって来た庭付き一戸建てのオウチなのに、ホントに百円でいいのお〜!?って問い詰めたい。
        しゃれたブティックで売ってたら1000円はくだらないと読んだネ!
        いったいどこの器用な人が、こんな良い仕事をしてくれてるンだろ?アリガタイ事この上ない。感謝!
        
        安物を喜んで買ってると、それなりの物を買ってしまう失敗もある。イワユル安物買いの銭失いという伝説どおり。すぐダメになり、結局ゴミになってしまうというワケ。
        鎌倉は横浜と違って、ゴミの出し方がとっても細かく分かれてる。
        分別なんて簡単なモンじゃない。心して掛からないとワケわからない。
        では住民じゃない方たちにもお教えします。ご自分のトコと比較してみてちょ。
        まず「燃えるゴミ」。これはそのとおりの普通のゴミ。週に二回の回収だから夏は匂いがきつくなる。収集日は絶対寝坊できないと気合が入る。
        だけどなるべくゴミを減らしてリサイクルしようという考えから、ここから分けられるゴミが色々あるのだ。
        最近、横浜でも分別し始めた「ペットボトル」。月二回。
        やはり横浜と同じく飲食用の「ビン」・「缶」。これも月二回。横浜と比べると回数が少ないので、犬猫の餌缶とノンベの酒ビンが溜まってタ〜イヘン!
        さてここからが難しい。
        「ミックスペーパー」!?
        ノート・事務用品・ダイレクトメール・包装紙・カタログ・穴あき封筒・はがき・手提げ袋・レシート類・感熱紙・メモ用紙・写真などと書いてある。
        内側が白い紙袋に入れてホッチキスかガムテープで口を閉じて出すように、ひもで結ばないでください、においの出るような汚れた紙は燃えるゴミだと注意付き。
        引っ越してきて、厳しい姑と同居始めたみたいに緊張してしまった。
        これだけじゃない。
        「紙パック」。
        牛乳・酒・ジュース類の紙パック。月二回。これは内側が茶色や銀色のものも出せる。
        「植木剪定材」。
        植木剪定の枝や葉。草刈の草・落ち葉など。長さを50センチ以内に切りそろえて束ねて出す。
        太さ15センチ以上の剪定材は15センチ未満に切って出す。
        草や落ち葉はまとめて透明または半透明の袋に入れる。
        なるべく乾かして腐らせないようにして出す。腐ったものは腐葉土にするか燃えるゴミに出す。
        一軒あたり5束あるいは5袋が目安。
        石・紙くず・タバコのすいがら・軍手・シャベル・園芸用品・植木鉢の破片・犬のフンを入れないように。
        竹・笹・シュロ類は燃えるゴミ。
        これは頑固な舅とも同居か?
        さらに月二回の資源回収の中で新聞などの古紙。
        
        「新聞」・「雑誌」・「古本」・「ボール紙」。ここでボール紙についての定義。ボール紙とは、なんぞや!?切り口が灰色の紙です。お菓子・ティッシュの箱などに多く使われています。
        「段ボール」。
        「紙パック」。ここでは内側が白色のものだけ。
        「内側が白色の手提げ袋」。
        袋には入れずに品目ごとにひもでしばって出す。少量のボール紙は雑誌にはさむか、紙袋にいれて袋から出さないようにひもでしばって出す。
        紙パックのプラスチックの注ぎ口、ティッシュの取り出し口のビニール、ラップの刃、手提げ袋の紙製以外の取っ手などは取り除く。表面が金・銀色やビニールコーティングしてある紙は燃えるゴミへ。
        小姑もいたのねぇ〜。
        「古布」・「衣類」。
        衣類・下着・靴下・セーター・毛布・シーツ・ストッキング・ハギレ・毛糸の玉など。
        洗って乾かして出す。中の見える袋に入れて出す。雨の日には出さない。濡れるとカビがはえてゴミになる。キルティング・ぬいぐるみ・スリッパなど綿の入ったもの、ビニールのついたもの、革製品は燃えるゴミ。
        「アルミ缶」。
        
        友人は「ど〜してアルミかスチールか判るのっ!?」と噛み付いてきた。「ビールはアルミよ〜。この感触。」と教えてあげた。彼女は納得できないようだった。
        「鎌倉には私は住めない。」と諦めたようだった。
        まだ続く。
        燃えないゴミ。月一回。
        
        飲食用以外の「缶」・「ビン」・「せともの」・「金物(鍋・フライパン・やかんなど)」「傘」・「スキー板」・「ガラスコップ」・汚れ・さびのひどい「缶」・「ビン」・「ビンの王冠」・「金属のふた」・「小型の電気製品」・電子レンジ、ファンヒーター、ミシン、パソコンディスプレーは50センチ以内でも粗大ゴミ扱い。
        危険・有害ゴミ。月一回。
        「蛍光灯」・「スプレー缶」・「カセットボンベ」・「乾電池」・「体温計」・「割れたビンやせともの」・「刃物類」・「鏡」・「板ガラス」
        ざっとこんなモンだい。
        
        こんだけ細かく言われちゃ、何か捨てる前に、どこに当てはまるモノか、ゴミ片手にしばしジッと考え、市役所で貰って来た「資源物とごみの正しい出し方」をじっくり読んでしまう。
        ゴミバケツだけでも、何個用意したらいいのだ!?これじゃ台所はゴミバケツだらけだぞ〜。
        
        こんなゴミの難しいトコに住んでしまっては、私の趣味である安物買いのゴミのような宝物コレクションも、買うとき、これはどこに分類されるゴミになるかと思うと、ホントに必要なものか考えてしまう。
        秋に台風が来た後の海岸は、
わかめとごみが大量に流れ着いて、そりゃあ汚かった。どうなるのかと思っていたら、ブルドーザーとショベルカーの海岸清掃専門コンビがどこからともなく現れて、穴掘って埋めてった。
        昔のように、土に返るものばかりなら、ゴミ出しも単純で楽なのに。
        穴掘って埋めるのが自然なのかもね。ナッシュ、穴掘るか?猫に埋めさせて!