南風が海へ来ないか?と誘ってくれたけど、もうこの時間からじゃ遅いし…。
…と考えてる私の脳みそを見透かしたかのように、アレぴょが横で私を見上げてた。
「今日も行っちゃう〜?」
タイラーが白目剥いて爆睡してる間に、ソゥ〜ッと出掛けちゃおう!
ドタバタ喜ぶアレぴょに、シ〜ッ。m(~-~m)〜
可哀相だけど、タイラーには一日一回の散歩で充分なのだ。
今朝だって2時間半も海に居たンだから〜。
朝ごはん、10時になっちゃったンだから〜。
あ、しまった、お昼ご飯食べ損なった〜。
そう思ったら、小腹が減ってきた〜。
どっかでドッグカフェなんちゃらが、出来るかしらン♪
昨日に引き続き、人ごみを避けながら、空いてる道を選んで歩く。
六地蔵から地元民しか通りそうもない道へ。
さらに税務署の方へ抜ける。
なんとなく来ちゃった駅方面。人が多くなってきた。
アレぴょが選んだ銭洗い弁天方向。
でも途中で右に折れて佐助トンネルをくぐり、豪邸を眺めながら歩く。
紀ノ国屋の通りをちょっと歩いて、人だけが通れる踏切を渡る。
マズイ!小町にぶつかるYo。
スクランブル交差点のような混雑の中を突っ切って、若宮大路に。
ど〜しよう、よりによって、一番混んでる所に来ちゃった…。
ま、コレもアレぴょには良い訓練。
まったく、人ごみに動じないアレぴょ。
人間の方が、アレぴょを見て、ワァだのキャァだの動じてる。
こうなりゃ八幡様の境内に突入だぁ。
屋台の誘惑に負けそうになりながら、幼稚園から国大付属小の横を通り、頼朝さまのお墓に行く。
(鎌倉に住まわせて貰っております、maririnです。どうぞよろしく〜♪)
「より…より……、なんとかの…。」
まぁ、「よりあさ」って読むかとドキドキ期待しちゃったじゃん、側に居たカップルさん。
頼朝さまにお参りして、岐れ道から大御堂橋へ。
そしてリベンジ、Shaka-Doへ。
釈迦堂口切り通しは、現在崩落の危険の為、通行禁止になっております。
通行しちゃいけません。
入っちゃいけませんょ?
突然、大町にワープした私たち、ウロウロして歩いていたら、対向車が、プップップ。
私に合図してる知らない車。誰だぁ〜?
窓から笑顔で声掛けてくれたのは、ピラティスの先生でした。
スゴイ偶然!
犬が大好きな先生は、車を止めて降りてきて、アレぴょに触ったとたんムツゴロウさんに変身。
「ヲ〜シャ、ヲシャ、ヲシャ、ヲシャ…、イエィイエィ…。」
意味不明ながら、大きな先生の長い腕に、笑顔で身を預けるアレぴょ。
しばし道端にしゃがみこんでの、犬談義。
側を通るワンコ連れさんにも呆れられながら。
「お腹空いた…。」
つい呟いたら、先生は、車から豆とチョコの入ったお菓子の小袋をくれた。
「この辺りって携帯が圏外なのょ〜遭難したらこのお菓子で生き延びてね。」
命を繋ぐ一袋をゲットし、私たちはまた元気に歩き始めた。
黄金やぐらってなんだろ〜?見てみよう。
でもそれらしいやぐらは見つけられず、その代わりに素晴らしく魅力的な森を見つけてしまった。
少し入ってみると、それは素敵な深い森。
木は大きく、奥へと誘ってくれる。
う〜ん、どこに行っちゃうの?この森は。
きっと逗子ハイランド方面な気がする。
今からだと暗くなっちゃいそうで、これ以上の深入りは、ちとマズイ。
惜しいけど、再チャレンジに来ようね。
ここにまた来られるのかな?
帰る道を時々振り返りながら、チルチルミチルは豆を印に置いてこようかと。
覚えていられるかなぁ〜。
でもね、私のホントの憧れは、朝比奈切り通しを歩いてみること。
ちょっと遠くて、全行程を歩きだとかなりの距離なンだよね。
かと言って、アレぴょはバスに乗れないし。
車でどっかまで行って、駐車しとく?それもなんだか中途半端。
朝から一日がかりのつもりで、お弁当持って遠足っかな〜。
その時には、この秘密の森を通って行くンだぁ〜。
遭難した時の為には、豆とチョコを忘れずに。
楽しい目標がまた出来ちゃったのでした。((○(^▽^)○))
Shaka-Do
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