笑って泣いた2週間・その参

ホームスティも半ばを迎え、お互いに緊張も解け、冗談も飛ばしあいながらかなり打ち解けてきた。
アレぴょもタイラーも優しい彼女達にすっかり慣れた。
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キムはタイラーのことを良い子だととても気に入ってるので、
「それじゃお土産に持っていく?」
それ以来、<タイラーは私のスーベニア>と言って、ベタベタに可愛がっている。
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ポーちゃんは、キムの膝に飛び乗り、ご飯の邪魔までしている。
<ぽ〜ちゃん!>
<ポーちゃんは、他の猫とはちょっと違うね?>
キムはかなりの猫使いで、猫の性格を見事に見抜いてる。
そんなポーちゃんは、キムのお気に入り猫の一番になってしまったようだ。
こうなってくると、帰る日がちらついてくる。
今までのホスト経験からして、絶対に涙は付き物だから、考えたくないお別れの日。
限られた時間の中で、日本で行ってみたいところはどこかある?
私たちのプランはね…。
あれこれ相談し、疲れ具合も見ながら有意義に過ごしてもらおうと欲を出す。
さぁ、後半に突入だ!
日曜には、日本、アメリカ、カナダの三国親善というイベントがあった。
それぞれの地域別に、特色のある出し物で歌ったり踊ったり。
ノリの良い拍手喝さいで、大いに楽しんだ。
翌日は、義妹が来てくれて、北鎌倉を散策。
女性4人のゆったりリズムで、精進料理のランチをとり、お寺を巡った。
でも、彼女達は暑さもあって少々お疲れモード。
早々に引き上げ、夜は、葉山の花火を家から見物。
翌日は、またバスで連れて行ってくれる東京遠足だ。
浅草、江戸東京博物館、皇居に行ったそうだ。
次の日、疲れもあると思ったけど、大丈夫!という彼女達が選んだお出かけ先は、動物園だった。
象さんが大好き!というメルの希望で、金沢自然動物園に行く。
動物園なんて、何十年ぶり!?
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行ってみると、かなり楽しい♪
彼女達が一緒じゃなけりゃ、来なかったね〜、感謝!
その晩は、逗子の花火大会。
家から見物しながら、友人一家も呼んでBBQを楽しんだ。
友人は、イギリス人のRさん一家。
当たり前に英語が飛びかう、ミニパーティだ。
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彼女達はまったく日本語を話さないから、日本人同士も会話は英語で話したりする。そうすると、彼女達にも理解できるから一緒にウケてその場で笑い会えるしね〜。
ボキャブラリーの少ない私は、中学生英語の域だけど、その狭い範囲の中で、精一杯おしゃべりを楽しむのだった。
翌日は、早くからディズニーランド遠足に行く。
混んでると思うから、暑い中、何時間も並んで待つと思うよ。
たくさん乗れると良いねー。
帰ってきた彼女達は、(チップと)デイルと、熊のプーさんに出てくる子豚の何とかってキャラのカチューシャを着けていた。
一緒にお迎えに行ったアレぴょと、車のバックミラーを覗くと、三人の立ち耳が見えて可笑しかった。
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それがかなりお気に入りの様子で、車の中も、ご飯の最中も、夜寝るまでずっと着けてはしゃいでた。
家で、たこ焼きをやった時は、結構楽しそうだった。
「ほら、みんなでやらないと!」
見よう見まねで引っくり返すたこ焼きに、遊び感覚で面白かったようだ。
もちろんキムは、タコの入ってない、「焼き」だけ。
でも一番興味深かったのは、回転寿司に連れて行った時かもしれない。
回るお寿司は初めて見たし、地元には無いと写真撮って大喜び。
メルはいつもより沢山食べていたし、キムもお稲荷さん、干瓢巻き、玉子焼きと食べれる物があって良かった。
わさびの辛さに鼻を押さえることも覚えたし、先にネタを外して覗き、わさびが多かったらお皿に取り出して食べるようにしていた。
でも最後に2人は、その取り出したわさびだけを食べられるか、500円を賭けてキャーキャー言いながら鼻を赤くして食べていた。
帰国日前日、最後に行ってみたい所に選ばれたのは、絶叫マシンに乗れる、富士急ハイランドだった。
行きは渋滞が多くて3時間掛かったが、あまり暑すぎず、乗り物もそんなには混んでなく、次々と絶叫マシンを制覇していった。
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始めのうちは、せっかく乗り放題券買ったことだし…と私も参加したものの、何十年ぶりに乗ったマシンのその余りのスリルに、絶叫してるうちはまだ余裕のある時で。
まぢでヤバイでしょ!っていうカーブとか体が浮いちゃう恐怖には、必死で腕力振り絞っていたものだから、すっかり参ってしまった。
あとは、カメラマンに徹するのみ。
それで充分楽しめた。
最初は乗り物を見て、すっかりビビっていたメル。
<コワイ、私は乗れそうもない>
「じゃ〜、私と一緒に機関車トーマスランドかな〜♪」
ところが一つずつ乗り物をクリアしていくうちに、
<私は、これはなんともなかった。怖くない>
なんて、言い出すメル。
最後はすっかり笑顔で、
<楽しかった!今日は有難う!>
仕上げは、富士急の中にある、ふじやま温泉に浸かる。
温泉も行ってみたいリストに入っていたから、丁度良い。
初めての温泉に、戸惑うが、露天風呂や岩盤浴も楽しんだ。
次々といろんな事に快く挑戦し、体験し、思い出話は沢山できたと思う。
2人が二週間使ったお箸は、朝食に焚きたてご飯を食べた後、洗って、お土産に持たせてあげた。
沢山とった写真は、CDにしてあげた。
おみやげで、バッグをパンパンに膨らませた2人と、とうとうお別れ式の場面になった。
お別れは言いたくないから、なるべく他の話題で明るく話してた。
彼女達の歌を聴いて、目頭が熱くなった。
でも、誰にも気付かれないよう、堪えた。
突然、メルディッシュが、私の目を覗き込んで言った。
<本当にお世話になりました。ありがとうございました。>
「だめー!それ、言っちゃだめなンだってばー。」
そう言いながら、もう涙が溢れた。
メルは16才なのに、まるでお母さんがするみたいに私を慰めるように抱きしめた。
「また日本に来る時は、ウチに滞在してね!」
<うん!またすぐ来る!>
「今度は兄弟姉妹とおいでー!」
<お兄ちゃんは来たがってるから、来るかも。>
「来年来る?夏は暑いから、秋か冬にね。そしたら今度はスノボーしよう!」
<カレッジに入ったら来ようかな>
バスに乗り込むまで、何度も何度も代わる代わるハグして泣いて…を繰り返した。
もしかしたら、もう二度と会うことは無いのかもしれない、私の娘たち。
彼女達の第一印象としての日本は、どう写ったのだろう。
普段どおりの生活を体験させてあげるのが、本来のホームスティなのに、つい張り切りすぎてやりすぎてしまったのかもしれない。
バスを見送り、家に帰ったあと、ちょっとひと休みと思ったとたん、3時間も昼寝してしまった。
夕飯を食べた後、もう寝られないかと思ったら、すぐにぐっすり寝てしまった。
体年令は若いつもりでも、疲れは正直なのであった。
おまけに昨日のジェットコースターでしがみ付いてた腕の筋肉痛で、アタマも痛い。
若い彼女達は、もう復活してるのだろうか。
暑い夏の大騒ぎが終ったあと、朝の散歩で吹いた風は、もう秋の風の匂いがしていた。
<またの来日まで、一休み>

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