2006年 12月

パドボー友達の軽〜い誘いに、地域の運動会くらいのノリで参加申し込みをした、スタンドアップ パドルボーディング第一回大会。
たぶん初心者クラスもあると言うので、お笑い部門担当・盛り上げ係りってつもりでいた私…。
ところがなんと!<(“0”)>、世界で初めての、記念すべき競技会なンだそーだ!

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当日は、寒くさえなけりゃイイねぇ〜。
波も無いとイイねぇ〜。
ま、参加するコトに意義があるンだよね。
なんたって、第一回大会だモンね。
ところがその当日は、もの凄い風と波が荒れ狂う、ウィンドサーフィンの上手な人にとっちゃ最高の海!
私にとっちゃウィンドサーフィンでも海に出ることは諦める、トンでもないコンディションになってしまったのだっ!( ̄ ̄ロ ̄ ̄;;)
朝、会場になる海岸へ歩いて行きながら、むむむっっ…と顔がコワばってくる。
海岸の砂が飛び、眼が痛い。
ちょこっとの波でさえも、この前あんなに落っこちて苦労してたって〜のに、こんな荒れてる海で、いったい私に何が出来るというのだあ〜〜。
一緒に申し込みをした友人と、「どーしよう!?」を連発する。
もう一人の別の仲間は、「棄権」を決めた。
とてもじゃないけど、無理!と言う。
私のアタマでも、それは分かってる。
出来るとは思えない。
でもどれほど出来ないか、試してみるか?
それとも、軽業師と言われた私だから、もしかしてヒョイヒョイと乗れちゃったりしちゃったり!?
受付をしてみると、初心者クラスなんて話はどこにも無かった。
お笑い部門ももちろん無かった。。。。。
Σ( ̄ロ ̄lll) がびょ〜〜ん。。。どーしよう…。
男性・女性で分れて競争し、三位までが勝ち残って決勝戦が行われ、上位三位までに手作りのトロフィー・賞品が出る。
真面目なレースで組み立てられた、立派なGRAN-PRIXなのだった!
50人くらい参加してただろうか。
そのうち女性は10人くらい。
とっても寒い冬だと言うのに、世の中には、こんなにも真っ黒に日焼けしてる人たちがいるンだ!?と驚く。
顔つきも体つきもファッションもサーファーで、みんなカッコイイ!
その中の一人みたいな顔して大会に参加してる自分が、ちょっとウレシイv(≧∇≦)v
友人と悩んだけど、とにかくやってみるかと、腹をくくる。
これだけ沢山の人が参加して見てるンだから、何かあったらすぐ助けてくれるだろ〜しっ♪
オバサンっていうのは、年を重ねただけあって!?怖い物知らずなのだ!
いや、普通のオバサンは、経験から正しい判断が出来るようになるハズなのではある。
自分でもオドロキの好奇心。

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スタートはビーチから。
くじ引きでスタートの位置が決められる。
今日はあまりに厳しいコンディションの海なので、立って漕ぐのは無理となり、全員座って漕ぐ事が許される。
でもフィニッシュは、ボードにちゃんと立ってゴールする事とルールが決められる。
男性のレースが始まり、波に阻まれてなかなか進めない人や、それを乗り越えていく人のガンバリを見守る。
いいところで落ちて抜かされたり、横波を受けてコントロールが難しく、見てるだけでもツラクなる。
男性は2箇所のマークを回ってきてゴールなので、横波を受ける場所があるのだ。
女性は、1個のマークを回って戻るコースになったので、男性から見たら簡単そうには見える。

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さて、いよいよ自分が出る順番が来て、スタートラインに並ぶ。
風と波は、朝より更に激しくなってきてる。
風速10メーターは越えてると思われる。
スタートラインにボードを運ぼうとするが、風を受けてボードが宙に踊ってしまう。
男性に手伝って貰い、やっと海に入る。
ザンブラザンブラと、波がボードを浜へ押しやる。
なんとかボードを抑えて乗り、5人の女性でスタートする。
沖のマークを目指して漕ぎ始め、ボードがちょっとでも横を向くと波を受けるのでコントロールする。
友人は2位、私は3位の位置だ。
これはなかなかイイぞ!
しかし集団の中でボードが隣とぶつかりそうになり、「ゴメンナサイ!」って避けようとしたら横波を受けて落ちた。
再びボードによじ登り、漕ぎ始めるが、強い潮の流れと横波を受けて、沖へ向って進めない。
ボードの向きを変えようとして片側ばかりでパドルを漕ぎ続けるが、いくらやってもボードの向きが変わらない。

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そんなハズはない!もう、ちょっと、もうちょっと!?!?
再び横波で引っくり返され、落ちる。
そしてよじ登る。
ひたすらひたすらパドルで水を掻くがむなしくボードは潮に流され、波に押しやられコントロール不可能状態。
いっそ立って漕いでみるか〜?((◎)_(◎))
ああ、これじゃもう3位までは無理だ、あとは頼んだぞっ!って友人を見ると、やはり必死に漕いでるが進めていない。
うう〜なんとか立て直してマークを目指すのだ〜!ってパドルを持つ手に力を込めるがいっくら頑張っても波の力には勝てなかった。
プオ〜〜ン。

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レース終了の音が鳴り響き、浜へ戻ったのは、私がイチバン早かった!だって浜にイチバン近かったンだモ〜ン。
だって一人違う方向に進むばかりで、ブイになんか近寄れなかったンだモ〜ン。
やっぱし私一人は、お笑い部門だったのだった。(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!
その後のウェーブパフォーマンスに出場した選手たちは、こんな荒れた海なのに、ボード上でくるくる回ったり、カッコ良く波に乗ったり、素晴らしいパフォーマンスを次々と披露してくれた。
最後に、上位3人の表彰式が行われた。
プロのサーファーやウィンドサーファーの人たちが、真っ黒に日焼けした爽やかな笑顔で、栄誉ある賞を受けていた。
上位の女性3人は、みんな私や友人よりも、若くて、すごく綺麗な人たちで、スタイルも良くって。
タメイキつきながら友人と感心してしまった(゜。゜) (゜。゜) !

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「そっか!私たちには、コレが足りなかったンだよね!?」
でもコレばっかりは、努力しても得られないモノばかりな、気が!?
…しないでもなかったのだった…。
(@´_`@)

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